戯言日記

生き方に迷った私の戯言、日記

ゆめがたり【2】クリスマスイヴ

1歩、街に出れば

幸せそうな人々

 

右も左もカップルや

幸せそうな家族、笑顔の子ども。

 

そんな素敵な日に下を向き周りを蔑む

ような目をした君は僕を見つけて、

不器用に笑った。

 

その笑顔に人生の苦さを感じながら

受け入れ、僕も不器用に自分の力不足を

噛みしめながら、笑った。

 

僕は君の全てを知ってるわけじゃないし

過去の君を受け入れる器もなくて、

ただ、傷ついた君を自分勝手な欲求で

僕に迎え入れた。

 

でも、欲しかったのは今の君じゃなかった。

僕は欲しいものを手に入れたのに、満たされる所か失った。

 

横をすれ違う人々は僕と君の関係を

素敵なカップルなんて思うかもしれない。

素敵なところなんて何も無いのが現実。

 

僕はこのまま素敵なレストランにいって

素敵なプレゼントを君に渡して

素敵な夜を過ごすでしょ?

 

でも、それは僕の素敵で

君の素敵は無い。

 

自分勝手の押しつけって言われたら

僕はもう君の隣に入れないかもしれない

執着に近い感情の中、見つけた少しの幸せ

それを大事にしたかった。

 

 

 

 

 

 

君は僕も色のない存在でしかない。

 

その現実はそっと僕の心に閉まっておきます。

 

ゆめがたり。