戯言日記

生き方に迷った私の戯言、日記

不幸なシンデレラ

何かに依存すれば、

収まる感情だと思ってた。

 

終わってしまえば、

儚い素敵なお姫様になるはずだった。

 

私は一昨日、

舞踏会に行く前に人生の幕を閉じた。

 

呆気ない。

わかっていたこと。

望んでたことなのかもしれない。

 

虚しさに、

押しつぶされた、

自覚無き疲弊、

前向きに考えようと

思うしかできない現状、

今まで出会った人に

明るく相談することもできない恐怖、

すべてに嘘をつかなきゃいけない状態。

 

やっと自覚した、

私は自覚し、全てを吐き出した。

笑いがとまらなくて

笑えなくて

ふと、涙がこぼれた。

 

今まで欠けていただけの自分の価値観を

全てなくしたという表現が正しいのか

そんなこと、どうでもいい。

 

次の1歩を踏み出すチャンスを得たのに

その1歩が人生を変える重い1歩だと

足がすくみ何処にも行けず、

考えても考えただけ、

自分の無価値を自覚する。

 

ただこれをチャンスとして

掴まなければ一生、

私は罪悪感に潰され、

静かに息を引き取るだろう。

 

「シンデレラにはなれなかった。

素敵なものにはもうなろうとも思わない」

 

そう言って自分の可能性をかき集め、

集めたものだけ持って。

間に合うはずのない舞踏会に

向かうのだった。